【北海道リユース市場戦略】ハードオフコーポレーションがエコノスをTOBで完全子会社へ

ハードオフコーポレーション

株式会社ハードオフコーポレーション(新発田市)は8月12日の取締役会で、札幌証券取引所アンビシャス上場の株式会社エコノス(札幌市)の普通株式を、金融商品取引法による公開買付け(TOB)で取得することを決議した。エコノスも同日にこれに応じると発表し、ハードオフは完全子会社化を目指す。

1960年代に北海道北見市で創業したエコノスは、1999年6月にハードオフと中古品仕入販売に関するFC契約を締結。2005年に本社を札幌市に移し、商号を現在のものとした。2015年に同取引所に上場し、リユース店「ハードオフ」など70店舗をFC運営している。

両社はエコノスの経営体制を巡り協議を重ね、2025年3月には既存店舗維持を前提に、完全子会社化を含む協力をエコノス側が要請していた。

ハードオフは全国47都道府県で直営・FC合わせて1,000店舗超を運営。北海道では53店舗を展開しており、子会社化で同市場の規模維持を図る考えだ。

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