【道の駅特集・番外編】この夏に行きたい新潟県内5カ所の道の駅とグルメを紹介!
帰省や観光でにぎわうお盆シーズン。新潟県内各地の道の駅では、地元の魅力を発信する名物グルメや体験型イベントが目白押しだ。今回は県内の道の駅の中から、以前にいがた経済新聞で紹介した駅をピックアップ。行楽や帰省の途中、地域の個性が光るスポットに立ち寄って、各地の特色ある名物や地元産品を楽しんでみてはいかがだろうか。
道の駅加治川

道の駅加治川(2025年6月撮影)
国道7号沿いにある道の駅加治川(新潟県新発田市)は1993年、日本で最初に道の駅登録された103カ所のうちの1つだ。設立から30年以上経つ老舗だが近年リニューアル。「ピクニック」をテーマにした、明るく賑わいのある施設へ生まれ変わった。
施設内には農産物直売所のほか、ピクニック用品や雑貨、お土産を揃えた物産販売所、カフェレストラン、「サクラベーカリー」が開店している。
中でもオススメのグルメは、何と言ってもカフェレストランの名物「加治川ラーメン」だ。この8月からは半チャーハンもセットになった「ラーチャンセット」も登場。夏に食べたい「いちじくソフト」などのアイス類や、ベーカリーのパンも見逃せない。

道の駅加治川のカフェレストラン(2025年6月撮影)

加治川ラーメン炒飯セット(道の駅加治川のwebサイトより)
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道の駅SORAIRO国上

道の駅国上(2023年10月撮影)
県央地域で人気が高いのが、道の駅SORAIRO国上(新潟県燕市)だ。同駅も2022年にリニューアルして再スタート。こちらは国上山の麓というロケーションや、ものづくりの町・燕三条の特色を活かし「キャンプ」をテーマにした施設となっている。
敷地内にはキャンプフィールドとデイキャンプエリア、RVパークを用意。また、店内では燕三条で作られたアウトドアグッズを多数販売している。併設する温泉施設「てまりの湯」や、足湯の存在も旅の疲れを癒やすのにありがたい。
食堂にもキャンプメシが充実。手軽に、しかしガッツリといただける一品だ。また、地元の吉田高校とコラボしたメニューも用意されている。

キャンプ飯メニュー(道の駅国上のwebサイトより)
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道の駅庭園の郷保内

道の駅保内(2023年8月撮影)
県央地域からもう一カ所ピックアップしたのが、道の駅庭園の郷保内(新潟県三条市)だ。燕三条地域といえば金属加工業が有名だが、保内地域は造園が盛んなことから同駅も緑が溢れる施設となっている。その特徴は、地域の造園業者が管理する広大な中庭。さらに季節ごとの鉢植えなども豊富に並んでいる。
そんな同駅内にあるカフェで提供されているこの夏の名物が、同じ三条市内の道の駅、漢学の里しただとコラボした「さつまいモンブランソフト」だ。サツマイモは下田産のものを使用。すっきりとしたソフトクリームに、漢学の里しただ特製「さつまいモンブランクリーム」がトッピングされている。
また同駅スタッフによると、お隣加茂市の堀商店の「ところてん」や、道の駅保内自家製のレモンシロップが入った「ミントレモンソーダ」もオススメの一品だという。

さつまいモンブランソフト(写真提供 道の駅保内)

ミントレモンソーダ(写真提供 道の駅保内)
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道の駅良寛の里わしま

道の駅わしま「もてなし家」(2023年2月撮影)
長岡市内で注目した道の駅が、道の駅良寛の里わしま(新潟県長岡市)だ。江戸時代後期の僧侶・良寛が最期を過ごした地である和島村地域に立つ同駅の特徴は、古民家を改装した地域交流センター「もてなし家」。落ち着いた雰囲気が漂う道の駅だ。
敷地内には「良寛の里美術館」も設置されており、先ほど紹介した道の駅国上や、道の駅天領の里と合わせて良寛の足跡を辿るのも面白い。
そんなわしまでオススメのグルメが、地元・長岡産のそば粉を使った十割そば。また、同駅の指定管理者・和島夢来考房はこの6月にブルーベリー畑の観光農園を開始。そこで採れたブルーベリーを使ったソフトクリームも、夏にピッタリなスイーツになっているという。

道の駅わしまの十割そば(道の駅わしまのInstagramより)

和島産ブルーベリーを使ったソフトクリーム(道の駅わしまのInstagramより)
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道の駅マリンドリーム能生

道の駅 マリンドリーム能生(2023年5月撮影)
新潟県の南端に位置する糸魚川市にある道の駅、マリンドリーム能生(新潟県糸魚川市)は1989年に完成(道の駅登録は1995年)。「かにや横丁」をはじめ、鮮魚センター 、さらに複数の食事処が軒を連ね、日本海の海の幸を味わうにはもってこいの場所だ。
ここで食べたいのはやはり、ベニズワイガニだろう。「かにや横丁」には7軒のカニ専門店が並び、その規模は日本海側最大級だという。
さらに夏の時期に旬を迎えるのが、サザエやカキなどの貝類だ。マリンドリーム能生のすぐ近くには「荒崎キャンプ場」もあり、買った海の幸をバーベキューでいただくのもまた格別だろう。

道の駅マリンドリーム能生内の「かにや横丁」のカニ(2021年8月撮影)
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