新潟県南魚沼市で男性がクマに襲われ負傷 県内各地でクマの目撃情報も
8月15日21時20分頃、新潟県南魚沼市山谷の集落で男性がクマに襲われ負傷した。男性は市内の病院に搬送されたが、命に別状はないという。
南魚沼警察署によると、負傷したのは南魚沼市の60歳代男性。男性は当時、夕涼みをするため歩いていたが、茂みのほうからの物音に気がつき振り向いたところ、体長約1メートルのクマと遭遇したという。
男性は左腿を噛まれ、右腕を引っかかれるなどしてけがを負ったが、持っていたライトで抵抗したところ、クマは逃走。男性は帰宅し、妻が消防へ通報した。
このほかにも、県内各地でクマの目撃情報が多数報告されている。
十日町警察署によると、16日5時15分頃、十日町市川治の田んぼのあぜに体長約1メートルのクマがいるところを通行人が目撃。目撃場所は、住宅まで約150メートルの場所だった。
また、妙高警察署によると、16日6時53分頃、妙高市大字田口の住宅街で体長約1メートルのクマが目撃された。
長岡市でもクマが目撃された。長岡警察署によると、16日8時55分頃、長岡市上塩の農道で体長約70センチメートルのクマが目撃された。こちらも、近くの民家まで約300メートルほどの場所だった。
県内では4月から7月までのクマの出没件数が過去最多となっており、8月7日には「クマ出没警戒警報」が発表されている。
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