【氷菓の販売好調】セイヒョー(新潟市北区)が森永北陸乳業 富山工場を取得、生産力増強へ

株式会社セイヒョー
株式会社セイヒョー(新潟市北区)は2025年8月27日、同日の取締役会において、森永北陸乳業株式会社(福井県)所有の富山工場を新たに取得することを決議したと発表した。
新たに「セイヒョー富山工場」となる固定資産は、富山県富山市向新庄町にあるアイスクリーム、氷菓類製造工場(土地2万7272.66平方メートル、建物、機械装置など)。取得価額は非公表。
セイヒョーは主力事業であるアイスクリーム類及び氷菓の製造販売が堅調に推移し、OEM 製品の受注も好調を維持するなど同社の業績をけん引している。その一方で需要に対する既存の生産キャパシティーがひっ迫しており、生産能力の増強が喫緊の経営課題となっていた。
同社では、新たな成長戦略として新工場建設プロジェクトを立ち上げ、基本設計フェーズまで進捗していたものの、昨今の建設資材やエネルギー価格の高騰等により、想定していた投資額を大幅に上回る見通しとなり、計画の抜本的な見直しを余儀なくされた。

セイヒョーの主力製品である「もも太郎」
そんな中、主要取引先である森永乳業株式会社が全社的な生産拠点再編の一環として、グループ会社である森永北陸乳業株式会社 富山工場におけるアイスクリーム類の生産を 2025 年9月末に中止することを決定。セイヒョー側から見れば、富山工場を取得し有効活用することで、新工場建設に比べ投資額を大幅に抑制できるほか、短期間での生産能力の増強や、同工場で培われた熟練従業員の雇用機会創出にも繋がることから、まさに好機となった。すぐさま森永側と富山工場の生産設備や人材の有効活用について協議を重ねてきたという。これに伴い、新工場建設プロジェクトは一旦凍結し、より資本効率に優れ、実現可能性の高い成長戦略へと舵を切った。
今後は、2025年9月25日に契約を締結(予定)し、10月末の引き渡しを目指す。2026年2月期の決算で固定資産として計上される見通し。新工場開業による業績への影響は、現在精査中とのこと。