新潟県上越市が節水要請を解除 正善寺ダムの貯水量は一定程度を維持できる見込みに

高温・少雨で貯水率が16.37%になっていた正善寺ダム(2025年7月撮影)
新潟県上越市は9月4日、節水要請の解除を発表した。
上越市渇水対策統括本部によると、県営高田発電所の破断した水圧管を迂回する仮設管路によって、後谷ダムから城山浄水場へ安定した送水が行われている。また、消雪用井戸からも正善寺と城山浄水場へ安定的に送水が行われており、正善寺ダムの貯水量が一定程度を維持できると見込まれることから、今後の断水は回避できるものと判断した。
これに伴い、節水対象区域外の給水スポットの開設は9月10日までとなる。
上越市では今夏、少雨により各ダムの貯水量が減少。7月15日には全市に向けて節水を要請していた。
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