【最低賃金改定】新潟県、1,050円に 10月2日から65円引き上げ

新潟労働局が入居する新潟美咲合同庁舎

新潟労働局(新潟市中央区)は、2025年10月2日から新潟県の地域別最低賃金を現行の985円から65円(6.60%)引き上げ、1,050円とすると発表した。

今回の改定は、新潟地方最低賃金審議会が8月6日に労働局へ答申した内容を受けたもの。その後、改正意見に対する異議申出があり再度審議されたが、同審議会は当初の答申通りとする結論を出し、労働局が正式決定した。

最低賃金は県内すべての労働者に適用され、雇用形態にかかわらず時間額1,050円以上を支払う必要がある。結婚手当などの臨時手当、賞与、時間外・休日・深夜労働に対する割増賃金、通勤手当などは算入されない。

新潟労働局は今後、市町村広報誌やポスター掲示などを通じて周知を図り、中小企業・小規模事業者への支援事業も進めるとしている。

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