【能生川サーモンフィッシング】新潟県糸魚川市で鮭釣獲調査員を募集 11月10日から30日まで21日間実施

国道8号線能生大橋から見た鮭の群れ(2022年11月)
能生川鮭有効利用調査委員会(新潟県糸魚川市)は、能生川で実施する鮭釣獲調査の調査員募集を9月10日から開始した。通称「能生川サーモンフィッシング」と呼ばれる調査で、11月10日~30日までの21日間にわたって行う。
調査は国道8号線能生大橋から北陸道能生川橋までの約1,300mの区間で実施し、調査時間は8時~15時まで。対象魚種はサケで、釣獲尾数とそれぞれの雌雄・尾叉長を調査項目とする。1日最大20人まで、調査期間延べ人数最大420人を募集する。
募集期間は9月10日~10月3日24時まで。チラシに掲載されたQRコードまたは能生内水面漁業協同組合ホームページ内の釣獲調査員募集ページからの応募とし、応募が受け入れ人数を超えた期日については抽選を行う。
参加費は1日当たり6,000円(税込み)となる。内訳は事前の申込金2,000円と参加当日の支払金4,000円で、申込金には、県への特別採捕許可申請手数料と能生川鮭増殖協力金が含まれる。
釣獲方法は、ルアー・フライ・餌釣りとし、全てシングルフックとする。同時に使用できる竿数は1本とする。釣れた雌鮭は回収が義務付けられ、雄鮭は調査員1人につき1日2尾まで持ち帰れる。
調査員には従事者証の携帯とライフジャケットの着用が義務付けられる。調査期間中は毎日朝の受付時に河川状況や規則確認等のミーティングを実施され、調査員は採捕指導員の指示に従う必要がある。
能生川鮭有効利用調査委員会の松本将史委員長は「鮭を一括採捕する簗場(やなば)の設置を止める今年以降は、釣獲調査による親魚捕獲によって鮭増殖事業を継続することができると考えています。釣獲調査に参加してもらうことが、日本の秋の味覚である鮭の資源を守ることにつながります。全国の太公望からの申し込みを待っています。」と、多くの調査員応募があることを期待している。