【県推計】温室効果ガス排出量が前年度比2.6%減 電力消費減などで新潟県が速報値

部門ごとの温室効果ガス排出量(新潟県の報道資料より)

新潟県環境局環境政策課は9月19日、2023年度の県内の温室効果ガス排出量の速報値を発表した。

発表によると、2023年度の県内の温室効果ガス排出量は2,057万t-CO2で、前年度比で2.6パーセント減少、基準年の2013年度と比べ26.9パーセント減少した。また、森林吸収量を差し引いた実質排出量は1,966万t-CO2で、基準年の排出量に比べ30.1パーセント減少した。

前年度からの排出量の増減の主な要因としては、産業部門では、製造業における生産が年間を通じて低下傾向で推移し排出量が減少したことを挙げている。業務部門では、電力消費量の減少などにより排出量が減った。

家庭部門では、電力・都市ガス消費量などが減少。運輸部門では自動車の軽油消費量の減少などにより排出量が減った。そのほかの部門では、工業プロセス分野のうちセメント製造・化学工業による排出量などが増加。一方でそのほかのガス関連では、ハイドロフルオロカーボン類(冷凍空調機器の冷媒)、メタンなどの排出量が減少したという。

 

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