新潟県内のブナの実は凶作、冬眠前のクマが人里に降りてくる可能性が高いとして県が注意喚起

豊凶調査結果 新潟県の報道資料より
新潟県によると、今年秋のブナの実は全県で凶作だった一方、クリやオニグルミは並作だった。冬眠前のツキノワグマがエサを求めて人里へ出没する可能性が高いとして、県は注意を呼びかけている。
新潟県農林水産部鳥獣被害対策支援センターは9月26日、堅果類豊凶調査の結果を発表した。
調査の結果、主に奥山に分布している「ブナ」は凶作だった。一方で、ブナに比べて人里に近い地域に分布している「ミズナラ」と「コナラ」は不作、「クリ」と「オニグルミ」は並作だった。
クマが大量出没した2023年度と類似した条件となっており、奥山でのエサ不足が予測され、人里に近い里山やカキなどの果樹がある人里にもクマが出没する可能性が高いという。