【再成長へ攻めの一手】スノーピークの新社長に水口貴文氏(元スターバックスコーヒー ジャパン CEO)が就任

山井氏(写真左)と新社長の水口氏

株式会社スノーピーク(新潟県三条市)は2025年10月1日付で、山井太代表取締役社長執行役員が代表取締役会長執行役員CEO 兼 CCO(チーフクリエイティブオフィサー)に就任し、代表取締役社長執行役員COO 兼 CBO(チーフブランディングオフィサー)に水口貴文が就任することを明らかにした。

スノーピークブランドを一から創ってきた山井氏と、様々なブランドを育て、成長させてきた水口氏による“バディ経営”で、唯一無二のグローバルブランドを目指す。

水口氏はルイ・ヴィトンジャパン株式会社、株式会社ロエベジャパンカンパニー(プレジデント&CEO)などを経て2014年にスターバックスコーヒージャパン入社、同時に同社最高執行責任者(COO)に就任した。ブランドビジネスに造詣が深いことで知られる経営者。2022年にはスノーピークの社外取締役に就任した。

スノーピークは現在、一時の業績不振から回復基調に乗り、2025年売上250億円、営業利益13億円、純利益9億円と業績も回復し、大幅な利益改善を実現する見込みだ。

同社のホームページには山井氏、水口氏の共同でコメントを掲載。「2人で責任を分担するのではありません。『バディ経営』を掲げる相棒として、お互いの強みを最大限活かしながら、あらゆる分野で本音の議論を重ねていくことで、私たち2人でスノーピークを進化させていくのです。」としている。

新体制後の事業成長戦略として「キャンプギア体験の深化 / 強化」「泊まらなくても楽しめるフィールド体験(の提案)」「未知なる地球体験の創造」「アパレルエントランスの深化 / 強化」「グローバルブランドへの本格挑戦」を挙げている。

 

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