「ビジネスに本気で向き合っている人を応援したい」株式会社Wisdom Holdingsが、無利息融資制度「ZeroBridge」始動
地域で新たな一歩を踏み出す事業者を応援する仕組みとして、株式会社Wisdom Holdings(本社・三条市、代表取締役社長・小柳卓蔵)は、無利息融資支援「ZeroBridge(ゼロブリッジ)」を立ち上げた。2025年9月18日、新潟県長岡市にて自社が保有しているWiseビル3階にある「assemble長岡」で発表した。
ZeroBridgeは、assemble長岡の利用者であることなど一定の条件を満たしたフリーランサーや起業家らに対し、一案件あたり最大300万円の融資を金利ゼロで実施する制度。名称には「ゼロ=金利ゼロ」「ブリッジ=挑戦者をつなぐ架け橋」という小柳代表の思いが込められている。新規ビジネスに挑戦する起業家の資金調達を後押しする新たな取り組みとなる。
発表会には約50人が参加。「長岡というポテンシャルの高い街で、そして、ビジネスを加速するこの場所で、資金面から、ビジネスに本気で向き合っている人を応援したい」と、小柳代表は思いを語った。今後は一定条件で最大2000万円まで融資できる「ゼロブリッジプラス」の展開も視野に入れるという。
小柳建設の3代目社長でもある小柳代表は、大学卒業後にノンバンク系金融機関に勤務した経験がある。金融業界に精通するほか、自らもエンジェル投資家として複数の事業を支援してきた経緯がある。そのような中、今回の制度自体は2020年頃から構想していたという。「無利息で儲けはあるのかという声もあったが、貸金業で儲けることは考えていない。「会員さんがビジネスで成功してもらうことが一番の報酬」と強調した。
同社は今後もZeroBridgeを通じ、地域の起業や事業拡大を後押しし、挑戦する人の背中を押す支援を続けていく方針だ。
発表とともに同時開催されたピッチイベントでは、地域事業者3社による自社事業のプレゼンも行われ、きら星株式会社の伊藤綾代表取締役社長が優勝した。