県民割キャンペーンで上越市の宿泊事業者が約538万円不正受給

新潟県庁

新潟県は10月3日、県と新潟県観光協会が2021年6月から2023年6月まで実施した「使っ得!にいがた県民割キャンペーン」と「使っ得!にいがた旅割キャンペーン」で、上越市の宿泊事業者が不正受給していたと発表した。

不正受給が明らかになったのは、有限会社ジャンプが運営する施設「割烹 明治庵」と「働く人の宿あいかわ 直江津港店」。2022年8月15日から2023年6月30日まで、キャンペーンの利用実態がないにもかかわらず、宿泊割引相当額の助成金を受給。また、キャンペーン利用者に交付すべき地域クーポンを取得・利用していたという。

不正受給額は、宿泊割引243万5,800円、地域クーポン294万7,000円の合計538万2,800円。

2024年6月に、同事業者による不正の疑いについて県に情報提供があった。これを受け、県と県観光協会が同事業者へのヒアリングや地域クーポンの利用状況調査、宿泊者への実態調査などを実施し、事案が判明した。

その後、県と県観光協会は不正受給額の返還を請求し、全額が返還されたという。

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