「選択のためのタウンミーティング」、新潟県上越市の未来と“選ぶ基準”を市民が語り合う場
選択のためのタウンミーティング実行委員会は、10月18日14時〜15時30分、新潟県上越市市民プラザ第1会議室で、市民が上越市の未来像と各自の「選択の基準」について対話するイベント「選択のためのタウンミーティング」を開催する。
対象は上越市民または関心のある人で、定員は最大50名。申込はオンライン(告知内QR)に加え当日参加も受け付け、参加費は1人500円(当日払い)とした。先般中止となった同趣旨の催しを市民向けにリニューアルして実施するものだという。
本会は90分構成で、ワールドカフェ形式の対話手法を採用する。基本編成は4人1グループ。進行は席替えを2回行いながら3つの「問い」を巡って往復的に語り合う設計で、第1セッションでは「上越市の受け取りたい未来像」、第2セッションでは「実現に向けて重視すること」、第3セッションでは「自らの選択の基準」を扱う。最後に各自が選択基準を全体で共有して締めくくる。議論の勝敗や誘導的な結論づけは目的とせず、相互性のある話し方の中で創造的な気づきを生むことを重視する、としている。
実施要綱によれば、開催目的は「4年に1度の大切な選択の機会を有意義にするため、市民が集い、上越市の未来像と、それを実現するための選択の基準について対話する」ことにある。開催効果としては、上越市長選挙への関心喚起、市民ファシリテーター育成のモデル化、さらには今回の議論を踏まえた(仮称)「明日のためのタウンミーティング上越」を11月以降に開くことで、市民参画機運を高める狙いを掲げる。
当日の進行は、開場(開始30分前)・受付、主催者あいさつと進め方・注意事項の説明、参加者同士の自己紹介(チェックイン)、第1〜第3セッション(各20分)、全体共有(ハーベスト、10分)、終礼(5分)という時程である。申込はウェブサイトやSNSで受け付け、並行してプレスリリース配信、イベントページ作成など広報活動を行う。また、サブファシリテーターの候補者をリストアップし、実行委員会が募集(目標10名)する計画も示されている。
なお、同イベントは上越市の後援承認(10月2日付)を受けており、「生成的対話の場コミュニティ」主催の「ワールドカフェ開発30周年記念事業」への登録申請を予定しているという。実行委員会は「上越の未来像をテーマに、何でも話せる対話の場を提供することで、市民と市政の関係性再構築を図り、『選択の機会』を有意義なものにしたい」とし、報道各社に広報協力を呼びかけている。
問い合わせ先は、選択のためのタウンミーティング実行委員会(代表・吉崎利生氏 電話 090-2657-9724、yosizaki@haneuma.net)。