新潟県が「クマ出没特別警報」発令 人身被害10人に、最大級の警戒呼びかけ
新潟県は10月6日、ツキノワグマの出没や人身被害が相次いでいることから、「クマ出没特別警報」を発令した。
これまでの「クマ出没警戒警報」から警戒レベルを引き上げ、最大級の警戒と命を守る行動を呼びかけている。
発令期間は11月30日まで。
県によると、2025年4月以降の出没、目撃件数や人身被害者はいずれも過去最多で、10月までに10人がクマに襲われた。人家周辺でのケースも確認されている。
今年はクマの主食であるブナの実が凶作となり、餌を求めて人里に出没する事例が増えている。
新潟県は、登山や農作業時には鈴やラジオを携行し、早朝や夕方の入山を避けるよう注意を呼びかけている。
県鳥獣被害対策支援センターでは、「クマから身を守る動画」も公開している。
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