【巨額被害2,000万円】上越署がSNS型投資詐欺の被害届を受理、景品送付など絡める巧妙な手口

上越警察署は、10月7日までに、SNS型投資詐欺被害の届出を受理し、捜査を開始した。被害額は2,000万円に及ぶ高額。

被害に遭った男性（40歳代）は2025年8月24日、動画配信サイトで投資家を騙る配信者の動画を目にした。気になった被害男性は、メッセージアプリに誘導され、実在する団体の理事を装った者が講師を務めるグループに招待される。そのうえで「アシスタント」を名乗る女性から投資のアドバイスを受けた。

その後に男性が、相手方から推奨された銘柄を証券会社で実際に取引したところ利益が出たため、同グループのチャットに参加を続ける。するとサインインの回数が一定数に達するごとに、高級扇風機やマッサージピローなどの「景品」が贈られてきたという。

すっかり信用しきっていたところに「参加人数が限定されている」というプランへの参加を勧められ、相手方に言われるがまま「口座取引用のアプリ」をスマートフォンにダウンロードし、9月22日に同アプリのカスタマーサポートに連絡して、指定された金融機関の口座に、2回に分けて合計2000万円を振り込み騙し取られた。男性が入金後、説明内容に不審な点があり、違和感を覚えたため入金した現金を払い戻そうとアプリを操作したが、既に払い戻しができず、詐欺と気づき警察に被害届を提出した。