2桁倒産、5カ月連続に 2025年9月の県内企業の倒産は12件 東京商工リサーチ発表

企業倒産月次推移 東京商工リサーチの資料より
株式会社東京商工リサーチ新潟支店は10月2日、2025年9月度の新潟県企業倒産状況を発表した。県内の企業倒産件数(負債総額1,000万円以上)は12件、負債総額は7億7,200万円で、5カ月連続の2桁倒産となった。
倒産件数は、前年同月比40.0%減(8件減)、前月比7.7%減(1件減)だった。9月度としては、1962年の集計開始以来64年間で35番目、平成以降の37年間では16番目となった。
負債総額は、前年同月比で52.9%減(8億6,700万円減)、前月比では50.8%減(7億9,600万円減)だった。過去64年間では50番目、平成以降の37年間では30番目となった。
産業別では、10産業のうち、「製造業」で5件、「小売業」で3件、「建設業」で2件、「卸売業」・「サービス業他」で各1件発生した。
原因別では、「販売不振」が11件、「既往のシワ寄せ」が1件発生した。
形態別では、「破産」が11件、「特別清算」が1件発生した。
業歴別では、「30年以上」が7件、「2年以上10年未満」が3件、「10年以上20年未満」が2件発生。
地域別では、「新潟市」が4件、「長岡市」・「三条市」で各2件、「新発田市」・「十日町市」・「五泉市」・「三島郡」で各1件発生。
負債総額10億円以上の大型倒産はなし。新型コロナウイルス関連倒産は12件中1件だった。
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