地元にいながらにしてタイの文化体験”! 新潟県長岡市で「ぶらり地球旅行」 留学生が母国紹介、踊りや料理に親しむ

多文化共生への理解を深める催し「ぶらり地球旅行『微笑みの国~タイ~』」が11日、新潟県長岡市大手通にある国際交流センター「地球広場」で開催され、長岡市民27人が参加した。参加者は、タイ出身で、現在は長岡工業高等専門学校専攻科に通うチャルーンナパーラット・ナパットさん(愛称・ボーさん)から母国の文化や暮らしを学んだ。

タイの文化について語るボーさん

ボーさんが日本語でタイの地理や習慣、祭りなどを紹介した後、民族舞踊を体験する時間も設けられ、参加者は手の動きや姿勢をまねながら、異国のリズムを楽しんだ。

みんなでタイの伝統的な踊りを練習した

会場では、伝統料理の紹介と試食も行われ、タイの味を身近に感じた参加者からは「実際に体験できて親しみがわいた」「旅行してみたくなった」といった声が聞かれた。

実際に民族衣装を試着してみた塩川博子さん(30代)は、「生地がしっかりしていて色も綺麗。色々なカラーのものを着てみたいと思った」とした。塩川さんが参加したのは今回が初めて。「もともと、いろいろな国のことに興味があって参加した。今後も引き続き参加して、いろいろな国の話を聞いてみたいと思う」と感想を述べた。

民族衣装を試着してみた塩川博子さん(右)

「地球広場」は、市民が世界の文化に触れる場として、定期的に各国をテーマにした催しを開いている。今後も定期的に催しを企画している。

自国の文化を教えることが楽しいとするボーさん

(文・写真 湯本泰隆)

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