【新店舗】11月7日オープン予定「そよら三条須頃」 15の専門店、県内初の店も イオンリテールが概要説明会を開催

「そよら三条須頃」のコンセプトを解説するイオンスタイル三条須頃の秋山佳男店長

イオンリテール株式会社は10月13日、新潟県三条市にこの秋開業予定の「そよら三条須頃」の概要説明会を開催した。県内初となる「そよら」店舗で、「イオンスタイル」のほか15店舗の専門店が出店する。

「そよら三条須頃」は11月7日オープン予定。敷地面積は約4万5,480平方メートル。飲食やスーパーマーケットを中心とした「イオンスタイル棟」、英会話教室やフィットネスジムなどが入る「専門店棟」、家電量販店が入居する「ヤマダデンキ棟」の3棟を現在建設中で、さらに4棟目の増設(2026年秋完成予定)も計画している。

名称にもなっている「そよら」は新潟県内では初のフォーマットで、今回の「そよら三条須頃」で全国19店舗目。郊外型の大型店舗と比べ、市街地に近い場所に置いた日常使いを重視した比較的コンパクトな構造の店舗である点などが特徴となっている。

「イオンスタイル棟」は、120席のフードコートを中心とした構造。同棟に出店する「イオンスタイル三条須頃」は住宅街や大学などがある周辺の立地に合わせ、惣菜や弁当、冷凍食品といった即食型商品を充実させるほか、地場の農産物や地元の名産品なども取り揃える。また、「イオン薬局」も設置する。

「イオンスタイル棟」にはレストラン3店舗のほか、スイーツカフェ、テイクアウト専門店、ラーメン店、100円ショップが各1店舗出店。「専門店棟」にはファッションの「GU」(2026年春オープン予定)ほか、英会話教室やフィットネスジム、理髪店など7店舗が入居する。専門店数は3棟合計で15店舗(2026年春時点)。子ども向けのアミューズメント施設「ASOBLE」(11月12日オープン予定)など、県内初出店となる店舗も複数ある。

そよら三条須頃(2025年10月13日撮影)

なお、「そよら三条須頃」がオープンする燕三条駅周辺には、すでに「イオン県央店」が存在しているが、イオンリテール北関東新潟カンパニー新潟事業部の松本靖弘部長は「『そよら三条須頃』は食品を中心とした品揃え構成。『イオン県央店』はシネマもあり、衣食住やキッズも含めた総合としてのGMSとして棲み分けが十分できる。この二つで県央エリアでイオンとしてシェアを上げていきたい」と話した。

また、「イオン三条店」の閉店(一時休業)は、今回の「そよら三条須頃」のオープンとは直接関係なく、施設の老朽化が主な原因。イオンリテールとしては同店の立地は評価しており、再出店するかどうかについて現在検討中であるという。

 

【関連リンク】
そよら三条須頃 webサイト

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