【隈研吾氏らが担当】IHGの5つ星高級ブランドホテルが進出「シックスセンシズ妙高」2026年4月着工 妙高杉ノ原スキーリゾート再生目指す

IHG ホテルズ&リゾーツと、投資運用会社ペイシャンスキャピタルグループ(PCG)は10月21日、IHG ホテルズ&リゾーツが所有するラグジュアリーブランドのホテル「シックスセンシズ妙高」を妙高杉ノ原スキーリゾート(妙高市)に建設すると発表した。着工は2026年4月を予定している。

妙高杉ノ原スキー場

妙高杉ノ原スキー場

この開発は、IHGとペイシャンスキャピタルグループ(PCG)による共同プロジェクト。妙高高原を、冬のスキーシーズンだけでなく四季を通じて楽しめるリゾート地として再生することを目指す。

妙高山の麓に、客室とスイート全57室のホテルと、ホテル上層階に長期滞在型住居(レジデンス)21戸を建設予定で、その多くにプライベート温泉施設付きという。

デザインは、建築家の隈研吾氏と久米設計が担当。「失われた山麓の景観を再生し、自然と調和する地形を取り戻す」というコンセプトに基づき、棚田を渡る陽光と風の流れを表現した「ゴールデンウィンド」と名付けられたデザインが採用される。

シックスセンシズ妙高

シックスセンシズ妙高の完成予想図(報道資料より)

シックスセンシズブランドの特徴は、ウェルネスとサステナビリティを軸としたサービス。施設には、専門知識を持つ専任のウェルネス専門家が常駐するほか、期間限定で外部から招かれた施術家が、利用客一人ひとりの要望に応じたサービスを提供するという。

スパエリアにはトリートメントルームやハイドロセラピー、予約制のプライベート温泉が備わる。また、四季折々のメニューを提供するレストランやバー、ブティックも設けられる予定だ。

妙高杉ノ原スキー場周辺には2034年までに4つのホテルと2つの商業施設の整備が予定されており、PCGはシックスセンシズ妙高の建設がその大きな節目となるとしている。

「シックスセンシズ」ブランドは現在、世界22か国で27軒のホテルおよびリゾートを展開しており、さらに38軒の開発プロジェクトが進行中だという。

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