【特殊詐欺】「暴力団の関与」ほのめかされ400万円の被害、小千谷市の70代男性
小千谷警察署は10月28日、小千谷市に住む男性(70歳代)から特殊詐欺(オレオレ詐欺)の被害届受理を公表した。
被害に遭った男性は、2025年9月29日、自宅固定電話で「東京中央署」の警察官を名乗る男からの電話を受け、「暴力団があなた名義でロ座を開設していて、ロ座には6000万円から7000万円入っている。」「関わった人間が1人逮捕されており、その人物は、あなたに400万円手数料を支払っていると言っている。」などと言われ、更には「今後毎日定時連絡をするように」と指示された。
その後、今度は検事を名乗る男から電話があり、「暴力団が動いていて危ない。」などと言われ「定期預金を解約して別の口座に移して引き出すこと」「その他の残高のある口座から現金を引き出すこと」を指示され、引き出した現金を自宅で保管していた。
10月10日に再び検事を名乗る男から電話があり「現金が見えないよう半透明の袋に入れ、ビニールテープで巻きつけて自宅カーポート内に置くように」と指示され、男性は通話状態のままそのとおりに現金400万円が入った袋をカーポート内に置いた。通話が終わった後、車庫を確認すると現金入りの封筒はなくなっていた。
その後、Aさんが警察官や検事を名乗る男とのやりとりを家族に伝えたことから、詐欺に遭ったことに気付いたという。
