【パトカー計2台に突っ込み逃走】関越道で深夜の迷惑カーチェイス、逆走など繰り返す大暴走の末に男性会社員(48)を逮捕
新潟県警高速道路交通警察隊は10月31日午前2時7分、埼玉県在住の会社員の男(48)を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。
男は30日夜、高速道路上でパイロンと接触する事故を起こした。関越自動車道湯沢IC付近で警察の事故処理に立ち会っていたが、その際、運転していた準中型貨物自動車の片方のヘッドライトが点灯していないことが確認され、夜間のため警察から現場での待機を指示された。
ところが男は車を急発進させ、近くに駐車していたパトカー1台に衝突。そのまま猛スピードで逃走した。
男はその後、湯沢ICから魚沼ICまでの関越自動車道上り線を約30分にわたって逆走した。魚沼ICでNEXCO東日本の管理係が警戒に当たっていたのを見て再び車を反転させ、群馬方面に向けて順行しながら逃走を続けた。
関越トンネル内(新潟県と群馬県の県境)で待ち構えていた県警高速隊がパトカー3台で進行路を塞いだ。男は前方のパトカーの間をすり抜けようとして後方のパトカーに衝突したが、直後に取り押さえられ、現行犯逮捕に至った。男からアルコール反応は検出されなかった。
男はパトカー2台に衝突させた公務執行妨害の容疑を認めており、警察は他の容疑についてもさらなる取り調べを続けている。
この騒動により、関越自動車道上り線では六日町IC〜湯沢IC間を0時45分〜4時45分、魚沼IC〜六日町IC間を0時54分〜3時5分、長岡IC〜魚沼IC間を1時2分〜3時5分、六日町IC〜水上IC間を1時43分〜4時45分、水上IC〜月夜野IC間を1時43分〜2時44分、それぞれ通行止めとした。
