老舗の豆腐・油揚製造業者、浅野食品(新潟県見附市)が破産開始決定 価格競争やコストの上昇など負担重く
東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社浅野食品(新潟県見附市、設立1985年4月1日、資本金300万円、浅野正明社長、従業員1名)は10月23日、新潟地裁長岡支部より破産開始決定を受けた。
破産管財人に横田大樹弁護士(横田大樹法律事務所、新潟県柏崎市)が選任された。負債総額は調査中。
浅野食品は創業1951年に遡る老舗の豆腐・油揚の製造業者。地域のスーパーや事業者などに販売基盤を構築し、創業来70年超にわたる業歴で地域に知名度は浸透していた。
しかし、同業他社との競合が激しい業界で価格競争が常態化していたほか、大豆やエネルギーコストの上昇などコスト負担も重く、長らく収益は低迷し、年間売上高は数百万円に留まっていた。そのような中、先行きへの見通し難から事業継続を困難と判断し、今回の事態に至った。
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