岩塚製菓が業績予想を下方修正、原料であるコメのコストアップを吸収できず
岩塚製菓株式会社(新潟県長岡市)は10月28日、5月14日に公表した業績予想を修正した。
2026年3月期第2四半期の予想は、売上高が135億8,000万円(前回発表比3.0%減)、営業利益が1億5,000万円(同40.0%減)、経常利益が21億円(同19.2%減)、親会社株主に帰属する中間純利益が15億円(同14.3%減)。
一方で、2026年3月期通期の予想は、売上高が290億円(変更なし)、営業利益が3億円(変更なし)、経常利益が22億円(同18.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益が16億円(同11.1%減)。
第1四半期の売上高は計画を上回り、71億2,400万円(同119.4%)と伸長。損益面では原材料の高騰などを受け製造原価が上がり利幅が薄くなったものの、増益を保った。第2四半期は、長引く猛暑により一時的に米菓需要の伸び悩みが見られたが、中間連結会計期間全体では売上高は前年を上回った。しかし、主原料であるコメの大幅なコストアップなどを吸収するまでには至らなかった。
また、WANT WANT CHINA HOLDINGS LIMITED.の期末配当金が当初見込みを下回ったことから、経常利益も修正した。
第3四半期以降については、「年度前半に実施した価格改定の効果や、備蓄米の活用などから回復傾向を示せるものと考えている」という。
【関連記事】
人気料理店「賛否両論」の笠原氏が特製おにぎりを来場者へプレゼント 岩塚製菓の新施設「お米となかよしパーク」でイベント初開催(新潟県長岡市)

