【Q2決算】建設鋼材が想定以上の需要枯渇、北越メタルは大幅減収減益に
北越メタル株式会社(長岡市)は11月5日、2026年3月期第2四半期の決算を発表した。
これによると、売上高が123億9,700万円( 前年同期比20.4%減)、営業損益がほぼ横ばい(同99.8%減)、経常利益が5,900万円(同82.9%減)、親会社株主に帰属する中間純利益が1,300万円(同93.1%減)となった。
今期は、主要販売先である建設業界における人手不足問題や猛暑による施工能力の低下、諸資材価格・人件費の高騰による建設計画の見直し等も相次いでおり、建設向け鋼材需要が大きく減少するなど、厳しい事業環境に置かれた。
一方、主原料である鉄スクラップ価格が前年と比べ安価で推移したことで適正なマージンを確保できたり、製造面でのコスト改善は図られたものの、鋼材需要の想定以上の激減があり大幅な減収減益は避けられなかった。
