【訴訟取り下げに2500万円】自動車保険の手続きで因縁つけ担当社員脅す 文書30通以上送付した男を恐喝未遂の疑いで逮捕
長岡警察署は11月10日8時2分、新潟県長岡市在住の無職の男(64)を恐喝未遂の疑いで逮捕した。
男は2024年12月13日から2025年7月2日までの間、自身が起こした自動車事故の保険金請求手続きをめぐり、保険会社の担当社員に対して不当に現金を要求する文書を30通以上郵送し、金銭を脅し取ろうとした疑いが持たれている。被害者が警察に届け出たため、男は目的を果たせなかった。
同署によると、男は自動車事故を起こした後、自身が加入していた任意保険の担当社員と保険金請求の手続きを進めていた。担当社員が事故の確認事項などについて話をしていたところ、男が因縁をつけ、代車費用や旅行のキャンセル代、病院の通院代、自身と妻の休業補償、自宅の修理代請求する文書を送り付けたとされる。
文書には「回答がない場合には実名報道を全国で拡散する」などと記載され、最終的には「示談するなら2,500万円以上であればすべての訴訟の取り下げを考える」と要求していた。被害者が7月3日以降に警察に届け出たため、男は目的を果たせなかった。
男は「文書は送ったが恐喝するためではない」と容疑を否認している。長岡署は引き続き捜査を進めている。
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