放置柿活用でクマ被害防止へ さいき養蜂園(新潟県南魚沼市)で干し柿文化継承プロジェクト

クラウドファンディングの概要(プレスリリースより)

さいき養蜂園(新潟県南魚沼市)は、放置された柿の実によるクマの出没被害を防ぐため、干し柿づくりを通じた地域循環型の取り組みを開始した。クラウドファンディングは10月1日から11月30日まで、CAMPFIREで実施している。

同市ではツキノワグマの出没が増加し、今年は人身被害も確認されている。放置された柿の実がクマを人里に誘引する一因とされ、地域では対策が課題となっている。

同園は、収穫されずに残る柿を活用して干し柿などに加工し、食文化の継承と鳥獣被害防止を両立させる仕組みを構築。斎木氏は養蜂業のかたわら、これまで個人で放置柿の収穫と干し柿加工を行ってきたが、持続可能な取り組みとするため、今回のプロジェクト化に至った。加工品の販売収益を次年度の活動資金に充て、持続可能な地域モデルを目指す。

クラウドファンディングでは活動資金の支援を募るとともに、干し柿文化の普及や効果検証を進めるとしている。プロジェクトの詳細はCAMPFIRE内特設ページで公開されている。

 

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CAMPFIRE内特設ページ

 

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