【2030年度1,300店舗体制へ】ハードオフがタイに現地法人設立へ、東南アジアでのリユース事業を本格展開

株式会社ハードオフコーポレーション(新潟県新発田市)は、11月10日に開催した取締役会において、タイ・バンコクに現地法人を設立することを決議した。現地での買い取りと販売の両方を手がけるリユースショップを展開し、アジア地域での事業拡大を本格化させる方針だ。

同社は、中期ビジョンとして2030年度に1,300店舗体制を目標に掲げているが、長期的には、将来3,000店舗(うち国内2,000店舗、海外1,000店舗)という規模を目指しており、今回の現地法人設立はその第一歩となる。現在、同社は国内47都道府県で1,045店舗、海外では23店舗を運営している。
新法人の商号は「HARD OFF(THAILAND)Co., Ltd.」(予定)で、設立は2026年3月頃を見込む。資本金は200万タイバーツ(約940万円)で、出資比率はハードオフコーポレーションが49%、タイ国内の法人が51%を保有する予定。

現地法人の設立による業績への影響について、同社は「2026年3月期の連結業績に与える影響は軽微」としている。ただし、今後、事業の進捗状況や市場動向によっては、業績に重要な変化が生じる可能性もあるため、必要に応じて速やかに公表するとしている。

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