【エネルギーは国の課題】廣田幹人新潟商工会議所会頭が会見、再稼働に対してのスタンスを丁寧に説明

新潟商工会議所の廣田幹人会頭
新潟商工会議所の廣田幹人会頭は11月25日の定例記者会見で、21日に花角英世新潟県知事が容認した東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働について、兼任する新潟県商工会議所連合会会長としての立場から言及した。
花角知事の「容認」という決断については「悩まれた末の英断だったと思う。決して初めから結論ありきで臨んだものではない。県民の信を問う方法として県民投票や出直し選挙、県議会の決定などの選択肢がある中で、知事ご本人が検討した上で決断されたことだ」と述べ、尊重する姿勢を示した。
新潟県商工会議所連合会は10月21日に県へ提出した2026年の「産業振興施策に対する要望書」に、柏崎刈羽原発の早期再稼働を盛り込むなど、従来から再稼働を求める立場だった。これについて廣田会頭は、原発再稼働を要望している日本商工会議所と「スタンスは同じ」とし、「国民の視座で考えた時にエネルギー問題は国策だ」と自らの考えを述べた。
さらに「今後は関東商工連合会による柏崎刈羽原発の視察も予定されている。新潟で作る電気が関東に送電され日本経済を支えている。そこで生まれる(首都圏と新潟の)つながりを、今後の地方創生にも活かしたい」と話した。

