【5つの基準全て満たす】栗山米菓・新潟大栄信用組合・妙高測量が3段階目の「えるぼし」に認定 新潟労働局

新潟労働局が入居する新潟美咲合同庁舎
厚生労働省新潟労働局は12月2日、株式会社栗山米菓(新潟市北区)、新潟大栄信用組合(新潟県燕市)、妙高測量株式会社(新潟県妙高市)を、女性活躍の取り組みに力を入れる「えるぼし」企業に認定したと発表した。
「えるぼし認定」は、女性の活躍推進に向けた状況や取り組みが優良な企業に認定される制度。採用や継続就業、労働時間など働き方、女性管理職比率、多様なキャリアコースの5つの評価項目において一定の要件を満たした企業が対象となり、厚生労働大臣が女性活躍の取り組み状況が優良と判断した企業に付与される。認定のレベルは1つ星から3つ星まで3段階あり、今回は3社とも、5つの評価項目の基準のすべてを満たした、3段階目のえるぼし認定企業となった。

えるぼしマーク(厚生労働省ホームページより)
栗山米菓では、労働者に占める女性割合が50.5%と産業平均を上回り、平均継続勤務年数は女性13.62年、男性12.86年で、男女差が小さいことが特徴。時間外労働は月平均3.7〜17.6時間と抑えられ、非正規から正社員への転換実績は直近3事業年度で42人となった。同社は新潟労働局の発表の中で「誰もが安心して働き、仕事と家庭を両立できる社会を目指し、職場環境を整えていく」とコメントしている。
新潟大栄信用組合では、女性労働者比率が53.6%、管理職の女性割合は23.5%といずれも産業平均を上回った。平均継続勤務年数は女性11.43年、男性15.38年で、時間外労働は平均0.0〜0.9時間と低水準。同社は同発表の中で「誰もが働きやすく活躍できる職場づくりを進めていく」としている。
妙高測量では、女性労働者割合が40.0%、管理職の女性割合は50.0%と高く、男女の平均継続勤務年数も女性10.50年、男性6.67年と差が小さい。時間外労働は月平均0.0〜8.3時間で、職場環境の整備や研修などを進めている。同社も「働きやすい環境づくりを進め、女性の雇用増進と意欲向上につなげたい」とコメントした。
