【倒産情報】建築金物製造の三条プレス工業所(三条市)が破産開始決定、資材高騰で価格転嫁できず
東京商工リサーチ新潟支店によると、有限会社三条プレス工業所(新潟県三条市)は12月1日、新潟地裁三条支部より破産開始決定を受けた。負債総額は約8,000万円。
同社は1982年5月に設立された建築金物製造業者。県央地区の企業を主力取引先とし、コインロッカー部品や電源トランスをはじめとした建築金物など、多岐にわたる製品を製造していた。従業員は11名を抱えていた。
しかし、ここ数年は景況悪化に伴い受注量が減少。下請受注が大半ということから、昨今の資材価格の高騰分を価格へ転嫁することが困難で、売上規模は鈍化していた。こうした中、代表者及び従業員の高齢化もあり、先行き業績改善の見通しが立たないことから、事業継続を断念し、今回の措置に至った。
【このほかの新潟県内の倒産ニュース】
