【ポリス鬼ごっこに憧れて】少年らの暴走バイクが信号無視繰り返す 警察追尾中断も後日特定(上越警察署)

上越警察署で公開された、押収した運転車両や特攻服など。(特攻服は犯行当時未着用)

上越警察署、交通機動隊および交通指導課は12月10日までに、上越市や妙高市に住む15~18歳の少年ら5人による、道路交通法違反(共同危険行為等の禁止違反)事件の捜査を終結したと発表した。

逮捕されたのは、いずれも上越市在住の18歳の高校生2人。ほかに、妙高市在住のアルバイト従業員の15歳少年と、上越市在住の18歳と17歳の高校生の計3人は、新潟地方検察庁高田支部に任意送致された。

警察によると、少年らは共謀し、8月1日2時30分ごろ、オートバイ2台で信号無視を繰り返しながら上越市内の県道「上越大通り」付近を走行し、交通の危険を生じさせた疑いがある。一般の目撃者から「3人乗りのノーヘルバイクがいる」と通報があり、警察が出動して発覚した。警察が追尾したが、少年らは走行をやめず危険な行為を続けたため、危険回避のため追尾を中断し、後日の捜査で特定したという。

認否について、少年らはいずれも「集団暴走をしたことは間違いない」と供述し、容疑を認めている。また、警察によると「『ポリス鬼ごっこ』のSNSをみて憧れていた」と話しているという。

上越警察署と交通指導課は「悪質な違反に対する取り締まりを徹底し、交通事故防止を呼び掛けていく」としている。

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