新潟県の輸入額が過去最高の6,445億円に 半導体関連で台湾からの調達急増

新潟県庁18階展望回廊から
新潟県産業労働部産業政策課はこのほど、2025年度「新潟県輸出入状況・海外進出状況調査(速報版)」を取りまとめた。これによると、2024年の県内企業による輸出額は3,954億円で前年比7.6%増、輸入額は6,445億円で69.7%増となり、調査開始以来の最高額を記録した。
調査は2024年1月1日から12月31日まで、県内企業1,250社を対象に行い、回答は683社(回収率57%)だった。輸出は機械機器と化学品が中心で、中国、韓国、台湾向けが多かった。特に韓国向けは化学品の需要増により大きく伸びた。
一方、輸入額は台湾からの調達が3,471億円と突出し、中国や豪州を大幅に上回った。世界的な半導体需要を背景に、機械機器の輸入が前年から大きく増えたことが要因とされる。
県は「半導体分野の取引が輸入全体を押し上げた」としており、海外進出状況の詳細は後日公表される予定。
