【12月立て続けに】除雪作業中の死亡事故と重傷事故が発生 県が安全対策徹底を呼びかけ

新潟県庁

新潟県内で今冬、除雪作業中の死亡事故と重傷事故が相次いで発生した。県は「例年、除雪作業に伴う事故が多発している」として、作業時の安全対策を徹底するよう注意を呼びかけている。

県によると、12月5日、長岡市で70代の男性が自宅前で除雪作業中に意識を失い、救急搬送されたが、その後死亡が確認された。12月14日には津南町で、80代の男性が自宅の小屋根の除雪作業中に誤って約2メートル下に転落し、両かかとの骨を折る重傷を負った。

いずれも高齢者による除雪作業中の事故で、県内では今冬に入って除雪作業に関連した人的被害が2人確認されている。県によると、昨冬は除雪作業中の事故が多数発生しており、雪下ろしや雪かきなどの作業は特に注意が必要だという。

県は、除雪作業を行う際の注意点として、複数人で作業することや、やむを得ず一人で作業する場合は家族や近隣住民に声をかけておくこと、はしごの固定や転落防止対策の徹底、屋根からの落雪への警戒、無理をせずこまめに休憩を取ることなどを挙げている。また、除雪機を使用する際は、雪詰まりの除去時に必ずエンジンを停止するよう呼びかけている。

 

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