ブルボンなど5社、31フィート冷蔵コンテナ活用の鉄道輸送開始

プレスリリースより
株式会社ブルボン(新潟県柏崎市)は12月18日、不二製油株式会社、センコー株式会社、中越通運株式会社、日本貨物鉄道株式会社(JR貨物)と連携し、31フィート冷蔵コンテナを活用した鉄道によるラウンド輸送を開始したと発表した。環境負荷の低減や物流の効率化を目的とした取り組みで、往復輸送の有効活用により持続可能な物流体制の構築を目指す。
今回のラウンド輸送では、新潟から関西方面へブルボンの製品を輸送した冷蔵コンテナを、復路では不二製油の製品輸送に活用する。これにより、空コンテナの回送を削減し、輸送効率の向上につなげる。新潟から関西への輸送は中越通運が、関西から新潟への輸送はセンコーが担当し、幹線部分の鉄道輸送をJR貨物が担う。
31フィート冷蔵コンテナは、従来型よりも積載効率が高く、鉄道輸送と組み合わせることで、トラック輸送に比べ二酸化炭素排出量の削減が期待される。物流分野ではドライバー不足や労働時間規制への対応が課題となる中、5社は今後も連携を深め、モーダルシフトの推進や安定的な物流網の構築に取り組むとしている。