次世代酒蔵「SAKENOVA BREWERY」佐渡島に誕生 輸出用清酒免許を取得、サケアイ(新潟)

醸造所外観(プレスリリースより)
株式会社サケアイ(新潟市中央区)は12月19日、新潟県佐渡島に次世代の酒蔵「SAKENOVA BREWERY」を設立し、「その他の醸造酒」および「輸出用清酒」の製造免許を取得したと発表した。これにより同社は本格的な酒造りを開始する。
サケアイは日本酒ブランド「SAKENOVA(サケノヴァ)」を運営しており、新設の醸造所では伝統的な清酒の枠を超えた多様な嗜好に応える酒類製造を目指す。また、海外市場向けに高品質な日本酒の生産と輸出を進めるとしている。

醸造所内(プレスリリースより)

KuraCloud(プレスリリースより)
特徴の一つとして、同社は酒造りの工程管理やデータ分析を可能にする自社開発システム「KuraCloud」を導入。温度経過や成分情報などの醸造データをクラウド上で一元管理し、AI解析による発酵過程の最適化を図ることで、品質の安定や醸造技術の継承につなげるという。

SAKENOVA Crafted Series-Brew Note 001 HONEY-(プレスリリースより)
第一弾製品として、佐渡産ハチミツを副原料に用いた試験醸造酒「SAKENOVA Crafted Series – Brew Note 001 HONEY-」を12月21日から販売する。価格は税込み3,300円、内容量720mlで、火入れを行わない生酒・おりがらみ仕様と説明している。発売後の出荷は25日からを予定している。
同社は今後、海外市場へ向けた輸出用清酒の販売パートナーの募集も進めるとしている。また、SAKENOVA BREWERYは世界的な日本酒人気の高まりと多様な嗜好の拡大を背景に、伝統と最新技術を融合させた酒造りを展開するという。
【関連サイト】
サケアイ