「同じ酒は二度と造らない」一期一会の酒造り 創業150年の恩田酒造が幻の製法で新境地

米の旨味を活かすため、酸基醴酛(さんきあまざけもと)という製法にチャレンジ(プレスリリースより)

恩田酒造株式会社(新潟県長岡市)は、創業150周年を記念した新ブランド「米の恩返し」の先行販売を応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」で開始した。開始17日目で目標金額の300パーセントを突破するなど注目を集めている。

同シリーズは、自社栽培米を使用し、米の旨味を最大限に引き出す伝統製法「酸基醴酛(さんきあまざけもと)」に挑む新プロジェクト。1回の仕込みごとにテーマを設定するため、同じ味わいの酒は二度と造らない一期一会の酒造りが特徴だ。

ラインナップは、1年間熟成させたまろやかな酸味が特徴の「EP1」と、2026年醸造予定で、精米歩合88パーセントの低精白米を用いた低アルコールの「EP2」の2種類。プロジェクトは2026年1月30日までで、今後はサポーター投票でボトルデザインを決定する企画も予定している。

「米の恩返し」デザイン案(プレスリリースより)

同社は代表取締役を含めわずか5人で米作りから酒造りまでを完結させており、新たなブランドロゴとともに地域に根ざした酒造りの継承を目指すとしている。

 

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「米の恩返し」Makuakeプロジェクトページ

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