自宅前に置いた現金800万円が消失 80歳代女性がオレオレ詐欺被害
小千谷警察署によると、新潟県小千谷市内に住む女性(80歳代)が、いわゆる「オレオレ詐欺」の被害に遭い、現金800万円をだまし取られたことが分かった。警察は特殊詐欺事件として捜査している。
警察によると、被害者は12月10日から15日までの間、自宅固定電話に「神戸警察署の警察官」を名乗る男から電話を受け、「詐欺事件で捕まえた犯人の持ち物にあなたの名前が載っていた」「あなたの口座に犯人から4,000万円の入金がある」などと告げられた。
その後も検事を名乗る男から電話があり、「口座のお金の紙幣番号を調べれば事件に関わっているかどうか分かる」「調査が終わればお金は返金する」などと言われ、預貯金の引き出し限度額を引き上げたうえで、現金を引き出すよう指示された。
被害者は12月15日、指示に従い現金800万円を紙袋に入れて自宅前に置いたところ、約15分後に現金の入った紙袋がなくなっているのに気付いたという。その後、警察官や検事を名乗る男からの連絡が途絶えたことから不審に思い、小千谷警察署に相談して被害が判明した。
警察は「警察官や検事を名乗る者から、電話やメッセージアプリで「捜査対象になっている」「お金の話」が出た場合は詐欺を疑い、最寄りの警察署に相談してほしい」と注意を呼びかけている。
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