4,550万円送金の末に詐欺判明 SNS型投資詐欺で50歳代男性が被害
小出警察署は12月24日、SNS型投資詐欺被害の届出を受理し、捜査を進めていると発表した。
警察によると、被害に遭ったのは魚沼市在住の男性(50歳代)。被害期間は2025年9月中旬頃から同年11月25日までで、被害金額は現金合計約4550万円に上る。
発表によると、男性は2025年9月中旬頃、スマートフォンのメッセージアプリで投資関係のグループに招待され登録。その後、グループ内で「投資枠を譲ってほしい」などといったメッセージを受信し、指南役とされる人物と直接やり取りするようになった。
男性は指南役の指示に従い、専用取引所の運営会社を名乗るアカウントとやり取りを開始。指定された方法で架空の「専用口座」を開設し、取引用のアプリをインストールした上で、インターネットバンキングを利用して指定口座に現金を振り込み、アプリ上で仮想通貨を売買していた。
その後、先物取引にも誘われ、11月25日までの間に8回にわたり指定口座へ現金を振り込んだが、利益が出ている表示を信じていたところ、資産の一部を引き出そうとした際、「報酬を支払わなければならない」などと言われ、不審に思った男性が取引ツールを自ら調べた結果、詐欺と気付き、警察に届け出たという。
警察は「『必ずもうかる』『確実に利益が出る』といった投資話は詐欺。投資先として個人名義の口座を指定されたり、振込のたびに口座が変わることはない」と注意を呼びかけている。また、面識のない相手からSNSやメッセージアプリで投資を勧められた場合は、家族や警察に相談するよう呼びかけている。
