新潟県の花角英世知事、東京電力へ「地域との共生」を求める 柏崎刈羽原発再稼働を巡り

新潟県の花角英世知事(2025年12月24日撮影)
新潟県の花角英世知事は12月24日の定例記者会見で、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を巡り、東京電力へ「地域との共生をよく考えてほしい」と語った。
24日の会見で、記者から柏崎刈羽原発の再稼働にあたり東京電力に求める点を問われ、花角知事は、安全対策やその周知、県民との対話による信頼回復に加え、「地域との共生を特によく考えていただきたい。地域の支えがあって事業が行われることと、事業を行うことで地域を支えているという共生の関係をぜひ意識して、事業活動を進めてもらいたい」と回答。
さらに、「大きなメーカーなども同じだが、その地域で事業を行うには水も電気も手に入れ、従業員も地域の人から働いてもらわなければならない。そうして深く関わり、地域との信頼感も生まれていく。雇用の場や地域経済の活性化に繋がるような事業運営を意識してもらいたい」と求めた。
花角知事は23日、原子力規制庁の金子修一長官、赤沢亮正経産相らを訪問。加えて急遽、高市早苗首相とも面談し、国へ柏崎刈羽原発の再稼働への合意を伝えた。
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