【全国初の3市連携】上越・妙高・糸魚川の3市共通、初の酒食ふるさと納税返礼品が誕生

新潟県上越市、妙高市、糸魚川市で、制度史上全国初となる3市共通ふるさと納税返礼品が誕生

新潟県上越市、妙高市、糸魚川市で、制度史上全国初となる3市共通ふるさと納税返礼品がこのほど誕生した。2025年10月1日をもってポイント制度が廃止されたふるさと納税だが、そのタイミングで本来の制度の在り方に一石を投じる試みであるといえる。

同プロジェクトの仕掛け人は新潟県上越市出身であり、首都圏で経営コンサルタントを営む新田栄一氏。新田氏は3年前から上越地方において地方創生プラットフォームプロジェクト「ローカルモーションプロジェクト」をスタートした人物だが、そのテーマはヒト・モノ・コトを結び価値の創出や課題解決であり、この度の3市共通ふるさと納税返礼品もその一環。このプロジェクトも同団体が運営する酒食をテーマにした「時味 TOMI」ブランドとして、上越市への呼びかけから始まったものだ。

この3市広域連携は地方都市の課題解決の一助になるものとして、全国的にも活気付いている。ふるさと納税は、あくまで地方創生の手段のひとつではあるが、生活の根幹である税制や経済の活性化に繋がる施策である。里・海・山をテーマに地域をミクロとマクロの観点で俯瞰することで新たな価値の創造に繋げる狙いがあるが、今回の民間から行政への提案はそんな背景も相まってスムーズに進んだという。

上越市からは「知恵と技術の酒」。糸魚川市からは「新鮮で無添加の干物」。妙高市からは、「希少な在来種の蕎麦」が提供

「各市の担当者は素早く、そして快く対応してくれた」と新田氏は語る。里である上越市からは、「知恵と技術の酒」。海である糸魚川市からは、「新鮮で無添加の干物」。厳しくも優しい妙高山の麓である妙高市からは、「希少な在来種の蕎麦」が提供された。

寄付先は、上越市・糸魚川市・妙高市の各ふるさと納税のポータルサイトで受け付けているが、自治体に寄付をすればまだ知らぬ地方の味を堪能できる「時味 TOMI えんむすび」は、自分へのギフトとしてあなたを満足させるものになりうるであろう。

新田氏は「寄付金額は2万5,000円と決して安くはないが、想いのこもった返礼品を楽しんで欲しい」と話している。

なお、発送は2026年1月下旬となる。返礼品は3市のポータルサイトで受け付けている。

【上越市】
楽天
えんむすび 「時味 TOMI 酒食セット かたふね」
えんむすび 「時味 TOMI 酒食セット 久比岐」

【糸魚川市】
ふるさとチョイス
えんむすび 「時味 TOMI 酒食セット かたふね」
えんむすび 「時味 TOMI 酒食セット 久比岐」

【妙高市】
ふるなび
えんむすび 「時味 TOMI 酒食セット かたふね」
えんむすび 「時味 TOMI 酒食セット 久比岐」

コンサルタントの新田栄一氏

「ローカルモーションプロジェクト」の新田栄一代表

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