絵本から広がる英語の世界 多読の第一歩を体験(新潟県長岡市)

参加者は楽しみながら絵本のページをめくっていた

英語の絵本を使って気軽に英語に親しむ講座「絵本で楽しくスタート!かんたん英語多読入門」が1月22日、長岡市のミライエ長岡で開かれた。市民向け学習講座「まちキャンでまなぶ・多文化カフェ」の一環で、英語学習に関心のある社会人や中学生以上11人が参加した。

講師を務めたのは、長岡技術科学大学の藤井数馬准教授。藤井准教授は冒頭、「外国語学習においてはインプットが量が大切」と強調。加えて、読んで聞いて、わかる英語のインプットという、インプットの質も大切である」と話した。その後、英語多読を続けるためのコツや、初学者にも読みやすい絵本の選び方を紹介。参加者が実際に、英語の絵本を手に取りながら、「文字数が少ない」「絵で内容が想像できる」といった視点で意見を交わす姿が見られた。

自分の好きな絵本を選んでいた

後半は、参加者が一人ひとり絵本を選び、同じグループの人に内容を説明。英語での紹介に挑戦する姿も見られた。参加者の一人で、長岡市内の高校で英語を指導している女性(40歳)は、「多読を授業に取り入れられないか」と思い、今回の講座に参加したという。「教科書以外のものに触れられました」と満足そうに話した。また長岡市立南中学校2年生の中禮(なかれい)杏子(きょうこ)さん(14歳)も、「自分の読みやすいものから読んで良いということがわかった。簡単に始められるものから読んでみたい」と意欲的に語った。

簡単に始められるものから読んでみたい」と中禮杏子さん

藤井准教授は「英語は一度で理解しようとせず、量に触れることが大切。絵本はその入口としてとても優れている」と話し、日常の中で無理なく英語に触れることの大切さを述べた。英語学習への心理的なハードルを下げ、楽しみながら続けるヒントを得られる講座となった。

英語学習の一歩として多読の方法を研究している藤井数馬准教授

(文・写真 湯本 泰隆)

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