長岡市と県立長岡商業高が連携協定 探究学習とキャリア教育を推進(新潟県長岡市)

新潟県立長岡商業高校では、進学などを機に本県を離れる生徒が多い現状を踏まえ、地元企業への理解や関心を高めるキャリア教育に力を入れている。その一環として進めている探究学習では、長岡市内の企業が教育活動に参画し、生徒が企業側から提示された課題の解決に取り組む形で学習を行っている。このような学習を通じて、生徒一人ひとりが、地元企業や仕事への理解を深め、地域社会との関わりを意識しながら学んでいる。

こうした取り組みをさらに充実、発展させるため、2026年1月30日、同校は長岡市と「探究及びキャリア教育の推進に関する連携協定」を締結した。この協定締結により、学校は、長岡市と連携を深め、市内企業の参画の機会を広げる方針だ。今後長岡市側と企業とのマッチングや情報共有を進め、生徒が多様な業種や企業に触れる機会を確保することが狙いである。長岡市側も、学校側との取り組みを通じて、若者の地元定着につなげていく考えだ。

同校の小林皇司校長によると、協定締結に向けた動きは昨年から進めてきたという。様々な調整を得て、同日にようやく締結が実現した。締結式において磯田達伸長岡市長は、歴史ある同校が長岡の産業界に多数の人材を送り出してきたことに触れ、「長岡の米百俵の精神に、新しい一歩が加わった」と評価した。

小林校長は、「地域の担い手をどう増やしていくかは、学校や行政が単独で取り組むには限界がある。今後はタッグを組み、連携しながら進めていきたい」と意欲を示した。

長岡市と協定締結を結んだ小林皇司校長

締結に同席した同校2年生の磯田大樹生徒会長(17)は弊社の取材に対して、「生徒のために、こんなにも多くの大人が動いてくれている。ありがたい」と語った。

生徒のために、こんなにも多くの大人が動いてくれている。ありがたい」と磯田大樹生徒会長           

協定は無事締結した

(文・写真 湯本泰隆)

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