2025年度の日本酒輸出額、過去最高459億円 高付加価値化と輸出国の多角化が進む

日本酒の輸出実績推移(プレスリリースより)
日本酒造組合中央会(東京都港区)が発表した2025年度(1月~12月)の日本酒輸出実績は、金額が前年度比約106%の約459億円、数量が同108%の約3.35万キロリットルとなり、ともに前年度を超えた。輸出先は過去最多の81カ国に広がっている。
国別の金額では中国(約133億円)が首位。一方、米国は追加関税措置等の影響を受け、金額・数量ともに前年をわずかに下回ったものの、数量では依然として第1位となっている。また、韓国、カナダ、フランスの3カ国は過去最高額・数量を更新。特にフランスでは、非和食の高級レストランにおける提供機会の拡大が成長を後押しした。
1リットルあたりの平均輸出単価は1,368円と、10年前(2015年)の771円から約1.8倍に上昇した。比較的高価格帯の「プレミアム」な日本酒が世界市場を牽引する傾向が継続している。
同会は今後、ユネスコ無形文化遺産登録を追い風に、世界のソムリエへの啓発活動や、過去最高を記録したインバウンド需要の取り込みをさらに強化し、日本酒市場の開拓と定着を図る方針。

日本酒輸出分布図(プレスリリースより)