酒蔵82蔵が集結「にいがた酒の陣2026」開幕 朱鷺メッセに日本酒ファンの長蛇の列

「にいがた酒の陣2026」の開場を待つ来場客の様子

新潟県内の酒蔵が一堂に会する日本酒イベント「にいがた酒の陣2026」が3月7日、新潟市中央区の朱鷺メッセで始まった。県内82の酒蔵が参加し、500以上の銘柄がそろう。2日間で約2万人の来場を見込む。

会場には朝から多くの来場者が詰めかけ、通路を埋め尽くすほどの人出となった。限定酒の試飲や購入を求め、長い行列をつくる酒蔵も多く見られ、各ブースでは来場者が蔵元との会話を楽しみながら日本酒を味わっていた。

オープニングセレモニーで挨拶する新潟県酒造組合の大平俊治会長

新潟県の花角英世知事

乾杯の発生をする新潟市の中原八一市長

オープニングセレモニーでは、新潟県酒造組合の大平俊治会長が「こうして元気に開催できるのも関係者の応援のおかげ。酒蔵の元気を皆さんに見てほしい」とあいさつ。花角英世知事は「県外や国外からも多くの方が訪れている。新潟清酒の奥深さと、新潟の食の魅力を楽しんでほしい」と呼びかけた。

開場前から列ができる中、最初に来場したのは埼玉県から訪れた「いばらき地酒ソムリエ」の遠崎さん。酒の陣には14から15回ほど参加している常連で、「早く入場して多くの酒蔵を回って楽しみたい。限定酒も多く、毎年楽しみにしている」と話した。

会場一番乗りをしたのは埼玉県から来た遠崎重義さん(いばらき地酒ソムリエ)

酒蔵側も来場者との直接の交流を大切にしている。朝日酒造株式会社(新潟県長岡市)の経営企画部の小嶋基成課長は「多くの酒蔵が集まる中で『久保田はおいしい』と改めて感じてもらえればうれしい。『長い時間並んでも飲みたい』と言ってもらえる声が励みになる」と語った。また、米価格の上昇など厳しい環境にも触れ、「農家や流通と連携しながら、日本酒の魅力を丁寧に伝えていきたい」と話した。

また、越銘醸(長岡市)の吉原雅史社長は代表就任後初めて会場に立った。「県外からも多くの人が訪れている。新潟の酒は再び盛り上がりの波が来ていると感じる」と話し、来場者との交流に手応えを示した。

会場外には新潟の食を提供する飲食ブースも設けられ、12店舗が出店。来場者は日本酒とともに県産食材を使った料理も楽しんでいた。イベントは8日まで開かれる。

(写真中央)佐渡金山で見つかった酵母から作った限定「佐渡五蔵 金鶴 佐渡金山酵母」、加藤酒造店(新潟県佐渡市)

「にいがた酒の陣2026」は、3月7日と8日の2日間、合計約2万人が訪れる

 

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