【最高位ダイヤモンドに12店】新潟ガストロノミーアワード2026、グランプリは「登喜和鮨 新潟店」

最高位カテゴリーのダイヤモンドを受賞した12店

公益社団法人新潟県観光協会と一般社団法人ローカル・ガストロノミー協会は3月13日、「新潟ガストロノミーアワード2026」を開催した。

新潟の食文化の魅力を国内外へ発信する取り組みで、2023年に始まり、今年で3回目となる。会場には県内の料理人や生産者、観光関係者、メディアなどが集まり、華やかに授賞式が行われた。

冒頭では、主催者を代表して公益社団法人新潟県観光協会会長の花角英世知事があいさつ。新潟県が掲げる観光ブランドコンセプト「大地と雪の恩恵、本当の豊かさはここにある」に触れながら、「観光振興を進めるうえで重要な柱の一つがガストロノミー。新潟の豊かな食文化を多くの人に知ってもらいたい」と述べた。

(公社)新潟県観光協会会長の花角知事

農家や漁師など一次産業従事者部門の受賞者

今回のアワードでは、県内約8600店の飲食店の中から168店がノミネートされ、カジュアル、ブロンズ、シルバー、ゴールド、ダイヤモンドの5つのカテゴリーで評価が行われた。

また今年は初めての取り組みとして、食文化を支える生産者に焦点を当てた「一次産業従事者部門」を新設。シェフへのアンケートなどをもとに21組の生産者が選出され、その中からグランプリに「内山農園」(新潟県三条市)が輝いた。

さらに、カテゴリー賞とは別に4つの特別賞も設けられ、新人賞に「宇呀(うが)」(新潟市中央区)、女性シェフ賞に「早苗饗(さなぶり)」(南魚沼市)、ニューネス賞に「龍寿司」(南魚沼市)、ジェイド賞に「鍋茶屋 光琳」(新潟市中央区)が選ばれた。

新人賞を受賞した「宇呀」の諏佐尚紀氏は「新潟の魅力を県外や海外へ発信するとともに、新潟に住む人が『この土地に生まれてよかった』と思えるようなレストランを目指したい」と語った。

新潟市中央区本町に2025年12月にオープンした「宇呀」の諏佐尚紀氏(右)。開店3カ月で新人賞に輝いた。ダイヤモンドにも選ばれ、二つの賞を手にした

ダイヤモンドを受賞した12店。県内外や海外からも客が訪れる実力店が並んだ

最高位カテゴリーとなるダイヤモンドでは12店舗が選ばれ、その中から準グランプリとグランプリが発表された。準グランプリには「割烹 新多久」(新潟県村上市)と「日本料理あららぎ」(新潟市中央区)が名を連ねた。最高賞となるグランプリには、「登喜和鮨 新潟店」(新潟市中央区)が輝いた。

同店の三代目で現在料理長を務める小林宏輔氏は「このような賞をいただき本当に光栄」と受賞の喜びを語り、さらに取材に対し、「新潟に来ないと食べられないものを作りたいという思いで日々料理に向き合っている。これからも変わらず進化を続けていきたい」と話した。

花角知事からトロフィーを受け取る「登喜和鮨 新潟店」の小林氏

新潟県新発田市で1954年に創業した「登喜和鮨」。2024年夏、創業70年の節目に新潟店を出店。月~金曜は新潟店、土日は新発田本店で握る

授賞式の最後には審査委員長の中村孝則氏が総評し、新潟のガストロノミーの取り組みが国内外から注目されていると指摘。「地域の魅力を食でブランド化する取り組みは今後ますます重要になる。生産者や料理人、メディアが連携しながら発信を続けていくことが大切だ」と述べた。

授賞式後にはトークセッションや懇親会も行われ、料理人や生産者らが交流を深めた。会場では、新潟の食文化を国内外へ発信していくための連携の重要性が改めて共有され、新潟の食を生かした地域の魅力づくりへの期待が高まった。

 

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