【女性管理職登用など評価】長岡信金と熊倉シャーリングがえるぼし認定、レックスがくるみんを取得

左からレックスの竹村誠代表取締役社長、熊倉シャーリングの熊倉正人代表取締役社長、長岡信用金庫の山田敬司理事長、新潟労働局の福岡洋志局長
厚生労働省新潟労働局はこのほど、長岡信用金庫(新潟県長岡市)と熊倉シャーリング有限会社(新潟県燕市)の2社を女性活躍の取り組みに力を入れる「えるぼし」企業に認定した。また、株式会社レックス(新潟市中央区)を「子育てサポート企業」として「くるみん」企業に認定した。
今回の認定を受け、新潟県内のえるぼし認定企業は108社(うちプラチナえるぼし認定企業2社を含む)、くるみん認定企業は131社(うちプラチナくるみん認定企業14社を含む)となった。
3月25日には、新潟労働局(新潟市中央区)で認定通知書交付式が行われ、福岡洋志局長から各社へ認定証が手渡された。
「えるぼし認定」は、女性の活躍推進に向けた取り組みが優良な企業に認定される制度。1つ星から3つ星までの認定レベルが3段階あり、特に優れた企業には「プラチナえるぼし」が認定される。今回認定された2社は、いずれも3つ星の認定を受けた。一方、「くるみん認定」は、次世代育成支援対策推進法に基づき、一定の基準を満たす企業に対して厚生労働大臣が認定する制度だ。

認定通知書を受け取る長岡信用金庫の山田敬司理事長(写真左)

左から、熊倉シャーリングの熊倉正人代表取締役社長、新潟労働局の福岡洋志局長
長岡信用金庫は、2025年7月に「くるみん企業」にも認定された。山田敬司理事長は「女性社員は窓口業務にも営業業務にも従事できる。ライフスタイルや本人の希望に応じて、選択できる体制が、働きやすいのではないか」と振り返った。また、管理職(課長級以上)に占める女性の割合が、20.0%と産業平均値の15.4%を上回った。「一方で、女性管理職の中でも営業経験者は23%ほど。(さらに女性管理職を引き上げるため)若手の女性社員も営業に携わる機会をつくっている」と方針を語った。
熊倉シャーリング有限会社は、製造業でありながら女性が現場で活躍できる環境づくりを整えてきた。女性管理職の登用を推進し、管理職(課長級以上)に占める女性の割合は66.7%と産業平均値の3.3%を大きく上回った。熊倉正人代表取締役社長は「(女性管理職のおかげで)女性ならではの視点によるコミュニケーションから、職場全体がいい雰囲気になった。現場経験の少ない女性管理職だからこそ、曖昧だった業務のルール化やオンライン対応が増え、現場作業にもいい影響があった」と成果を語った。

取り組みを語るレックスの竹村誠代表取締役社長
株式会社レックスでは、男性の育児休業取得率が60%に達し、目標の30%を大きく上回った。また、取得期間も比較的長い社員も多いと報告。竹村誠代表取締役社長は、「建設業で現場の差はあるが、社員同士で協力しながら働ける環境になった」と述べた。また、バックオフィスを担う女性社員の活躍に触れ、「技術者、技能者ともに、残業時間の改善がされた」と取り組みを振り返った。
新潟労働局の福岡洋志局長は「女性の活躍や次世代育成支援は、最重要課題だと認識している。新潟県内のリーディングカンパニーとして今後の活躍を期待する」と各社を激励した。
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