長生橋テーマに講演会 景観と機能の両立提起(新潟県長岡市)
長岡市中心部の信濃川に架かる長生橋をテーマにした「長生橋フォーラム2025」が3月3日、アオーレ長岡市民交流ホールAで開かれ、市民ら約50人が橋とまちづくりの在り方について考えた。

現在の長生橋は1937年完成の3代目。鉄骨を三角形に組んだトラス構造が特徴としている。
講演では、長岡造形大学建築・環境デザイン学科の渡邉誠介教授(62)が「『橋』と『街』のデザイン」をテーマに登壇。越路橋などの長岡市内にあるほかの橋などの特徴や事例などもとりあげ、橋は単なる交通インフラではなく、都市の景観や人の流れを形づくる重要な要素だと指摘し、機能性と景観性の双方の重要性を強調した。
また、老朽化に伴い補修が続いている現状に触れ、「手術や通院が必要な高齢者のような状態」とし、今後は景観やデザインも含めた将来像の検討が必要だとし、橋を地域の象徴として捉え、市民と行政が一体となって将来の在り方を考えていくことの重要性を訴えた。

長岡市内の橋の歴史を紹介しながら、市民と行政が一体となって将来の在り方を考えていくことの重要性を訴える渡邉誠介教授(シンクタンク・ザ・リバーバンク提供)
また、同フォーラムに先立って、長生橋を題材にしたフォトコンテストも開催され、四季や日常の風景の中で多様な表情を見せる長生橋の魅力が紹介された。当日は表彰式も行われた。
受賞者は以下の通りである。
最優秀賞 川上大貴(長岡市)
優秀賞 星正太郎(魚沼市)吉岡義和(長岡市)
(文・写真 湯本泰隆)