AIの最前線を長岡で議論 にいがたAIサミット開催 (新潟県長岡市)

新潟県長岡市で3月6日、AI分野の専門家が一堂に会するイベント「にいがたAIサミット(NAGAOKA AI IGNITION Vol.3 春)」がミライエ長岡(長岡市大手通)で開催された。企業経営者やIT・マーケティング担当者、学生ら約70人が参加し、AIの最新動向と実務での活用について理解を深めた。

冒頭では、日本マイクロソフトの平野和順氏が登壇し、クラウドを基盤としたAI活用の実践例を紹介した。生成AIの進展を背景に、業務効率化や新たな価値創出の可能性について具体的な事例を交えて解説し、会場は熱心に聞き入った。

続いて、GMOインターネットグループの杉浦巧氏が、同社におけるデータサイエンスの取り組みや開発現場でのAI活用をテーマに講演。技術導入のポイントや課題にも触れ、実務に直結する内容となった。杉浦氏は「まずはAIに触れてほしい。各社でAIを使う日『AIデイ』を設けることが重要」と呼びかけた。

このほか、県内のAI関連企業の関係者によるパネルディスカッションも行われ、地方におけるAIビジネスの可能性や人材育成の在り方について意見が交わされた。登壇者からは「地域からイノベーションを生み出すには連携が不可欠」との指摘が相次いだ。

平野氏は「このような学びの場があることは幸せ。人と人との対話から新たなアイデアが生まれる」と語った。

生成AIの導入を検討している中越酵母株式会社の木戸隆研究開発部長(54)は「非常に興味深く、多くのヒントを得ることができた」と満足そうに感想を話した。

(文・写真 湯本 泰隆)

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