【文化を守りたい】世界12カ国の共同オーナーが支援、佐渡の文化財「北條家住宅」で滞在イベント

新潟県佐渡市 北條家住宅を共同オーナーが見学(プレスリリースより)
株式会社Planet Labs(東京都千代田区)は2026年5月下旬の2日間、新潟県佐渡市の国指定重要文化財および登録有形文化財「北條家住宅」にて「北條家ステイオーバー」を開催した。日本初となる「株式会社型DAO(分散型自立組織)」の仕組みを活用し、歴史的建造物の保全と活用を目指す同プロジェクトには、国内外から約20名の共同オーナーが集結した。
「消費」から「共創」へ、蔵を宿泊施設として再生
本プロジェクトは、江戸時代から約350年続く医師の家系である北條家住宅の蔵を、世界中の有志と地域住民で共同所有し、宿泊・体験施設として再生する取り組み。今回のイベントには、香港、シンガポール、フィリピン、台湾などから出資者が参加した。単なる観光客としてではなく、資産を所有する当事者として、北條家の関係者や建築士による建物の案内、野草体験ワークショップに参加し、今後の建築や体験プランについて車座で議論を交わした。
参加した海外オーナーからは、「新築にはない家族の暮らしの痕跡をそのまま残してほしい」といった、ありのままの歴史的価値を重視する声が上がった。北條家の第11代当主の弟、北條規氏は、「投資家の方々が我々以上に価値を大切に守りたいという強い思いを持っていたことに驚いた」と手応えを語る。

「新築にはない家族の暮らしの痕跡をそのまま残してほしい」などの声が上がった(プレスリリースより)
7月22日まで追加出資を募集中
5月時点での出資状況は、目標充足率に対して84.3%。投資家の内訳は世界12カ国におよび、日本人の22名を筆頭に、シンガポール、台湾、米国、香港など計63名の個人投資家が名を連ねている。合計株式数は3万4,325株(1株1,000円)で、最低投資額は40万円となっている。募集期間は2026年7月22日までを予定しており、集まった資金は米蔵・味噌蔵・家財蔵の計3棟の改修に充てられる。
なお、Planet Labsの一連の取り組みは、「Japan Tourism NFT Awards 2025」の地域資源部門でグランプリを受賞するなど、web3技術を用いた地方創生モデルとして高い評価を得ている。
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