ツキヨタケ入りの煮込みうどんで2人食中毒、新潟県が毒きのこ注意報を発令

新潟県は10月8日、三条保健所管内で毒きのこのツキヨタケによる食中毒が発生したと発表した。県内で毒きのこによる食中毒が出たのは今秋初めてで、県は同日、「毒きのこ食中毒発生注意報」を発令した。

ツキヨタケ(見本) 新潟県の発表資料より

ツキヨタケ(見本) 新潟県の発表資料より

県によると、10月7日に三条保健所管内の山中で食用と思って採ったきのこを、同日の夕食に自宅で煮込みうどんにして家族2人で食べたところ、8日0時ごろから吐き気やおう吐などの症状が出た。患者は80歳代の男性と50歳代の女性で、1人が入院したが、快方に向かっているという。

家に残っていた下ゆで済みのきのこを専門家が調べたところ有毒のツキヨタケと分かり、症状も一致したことなどから、ツキヨタケによる食中毒と断定した。採ったきのこはこの家族だけで食べ、ほかの人には譲っていない。

ツキヨタケは、傘が半円形から腎臓形で長径10〜25センチ、柄は傘のほとんど横に付き、色は紫褐色から暗紫褐色。柄の内部に暗紫色のしみがある(ない場合もある)。県内で発生したきのこによる食中毒の多くはツキヨタケで、ムキタケやヒラタケと間違えて食中毒になることが多いという。

県内の毒きのこによる食中毒は、2022年から2025年まで毎年1〜2件発生しており、シーズン最初の発生は10月21日から11月14日の間だった。今年は10月8日で、2022年以降で最も早い。

県は、食用と正確に判断できないきのこは、絶対に「採らない」「食べない」「人にあげない」よう呼びかけている。また、「柄が縦に裂ければ食べられる」「ナスと一緒に料理すれば食べられる」「虫が食べているきのこは食べられる」といった言い伝えは根拠のない迷信だとして、信じないよう注意を促している。

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